ノウハウ

乗継トランジットをガチで有意義に!空港での過ごし方と外出時の4つのポイント

長距離飛行だったり格安航空券の利用時には、なかなか避けられないのがトランジット。わずかな時間の乗り継ぎから、半日 ~ 24時間にもおよぶ長時間乗り継ぎまでさまざまでしょう。そんなトランジットは多くの人にとって歓迎されるべきものではないかもしれません。

でもトランジットであろうとも旅行が中断されるとは考えない方がいいです。大丈夫です。トランジットの時間でも十分に有意義な時間を過ごせるからです。むしろトランジットだからこそできる楽しみ方を探してみましょう。

トランジットの過ごし方の大原則って?

乗り継ぎ時間の短さに不安にさせられるとしても、その乗り継ぎ時間の長さにうんざりする必要もありません。むしろ時間に余裕があれば積極的にトランジットのある航空券を選ぶようにするのも良いです。そう考えるべき理由は大きく二つあります。

トランジット(乗り継ぎ)がある航空券は比較的安価

やはり一番は費用面。直行便はできるだけ時間をかけずに目的地へ向かうことが可能ですが、その分トランジットに比べると費用は割高になります。

また、直行便を取るよりもトランジット込みの航空券 + 空港内(外)宿泊という選択肢のほうが費用が抑えられる場合もあります。これはアジアであれば新興国でのトランジットでよく見られるパターンです。僕が2014年にシンガポールに行く際にベトナムの首都ハノイを経由したとき、航空券自体の価格差は直行便と乗り継ぎ有りのもので15,000円ほどの差がありました。後述しますが、ハノイでの宿泊費が1500円程度でしたので迷わず乗り継ぎ有りのチケットを手配しました。

トランジット(乗り継ぎ)で興味が広がったりリラックスできる

自分の好きな目的地に直接訪れたり、趣味趣向を優先するのは理にかなってはいます。興味や関心のない国を強制的に経由させれるのが乗り継ぎ有りの航空券です。そうした機会があると今までなんとも思わなかった地域や文化への関心が広がったり、反対に退屈な思いをした結果として自分の趣味趣向がどんなものかわかることもあります。トランジットは視野を広げるだけでなく旅行における価値観をはっきりとさせてくれるのです。

シンガポール=チャンギ空港の様子

他にも航空券の予約段階で、設備の整った経由地を含むものを手配することで、ストレスなくゆっくりと乗り継ぎ時間を過ごすことができます。これについては後ほど空港内でのトランジットの過ごし方のセクションで詳細を見てみましょう。

トランジットの過ごし方は大きく4つある

トランジットには大きく4つの過ごし方があります。答えは単純です。空港の「中」または「外」で過ごすか、「起きている」か「寝ている(宿泊する)」かのそれぞれ4つの組み合わせです。ちなみにトランジットの際にイミグレーションを通れるかどうかは6時間の滞在が可能かどうかが分かれ目だと言われています。

空港の「中」で「宿泊する」

深夜に経由地へ到着した場合に適した選択肢です。具体的には空港の設備に依る部分が大きく、また治安の関係、移動距離の大きさによってはわざわざ空港外へと移動すべきではないときに有効です。また、宿泊費用を抑える最善の手段のひとつです。

僕は韓国とマレーシアで空港内の宿泊を試みました。

韓国の仁川空港で過ごしたときは厳冬だったので、暖房が効いているとは言えかなり寒かったです。仁川空港の到着ロビーのベンチで寝たのが悪かったのですが。

マレーシアのクアラルンプールで空港泊をした時はなかなか快適でした。イスがたくさん整備されている以外に、雑魚寝スペースがちゃんと用意されていたからです。また、床に敷かれたカーペットでも寝た経験があります。

ちなみに僕のせいで友人が空港泊を余儀なくされた出来事がありました。メルボルン空港という特定の場所での体験ではありますが、空港内にどういった設備があるのか?という視点を提供しているわかりやすい記事になっています。

オーストラリアのメルボルン国際空港で空港泊をしてみました

空港の「中」で「起きて」行動する

乗り継ぎ時間が2時間 ~ 6時間未満の場合はこちらがおすすめです。基本的にはカード会社や航空会社のラウンジで過ごしたり、空港内でのショッピング、カフェやベンチで過ごすなどのが一般的です。

僕の場合は基本的にラウンジで過ごすことが多いです。電源も確保できて飲食にもコストがかかりません。中にはマッサージチェアやシャワー室といった施設を備えるラウンジもあります。ですのでちょっと汗を流そうと思った時や小腹が空いた時にもラウンジであればすぐに対処可能です。

こうしたラウンジを利用する際にはプライオリティパスを携帯していれば簡単に利用できます。プライオリティパスさえ携帯していれば無料で利用可能ですが、そうでない場合は現金で利用料(3000円が一般的)を支払う必要があります。ラウンジ利用のための方法はまた別記事でご紹介します。

他にも「ハブ空港」を標榜する空港であればショッピング施設もかなり充実している場合が多いので、体力の許す限り歩き回ってみるのも悪くないです。特に日本からほど近いシンガポールのチャンギ国際空港やマレーシアのクアラルンプール国際空港は楽しめることでしょう。

空港の「外」で「寝泊り」する

乗り継ぎ時間が12時間以上で、次の便の出発までに夜間の時間帯を過ごさなければいけないときにおすすめです。ちなみに僕があえてこうしたトランジットのパターンを含む航空券を購入するのは、行ったことのない国への小旅行がプラスできるためでもあります。

初めて空港外のホテルで乗り継ぎ時間を過ごしたのベトナム=ハノイのノイバイ国際空港でした。一泊1500円程度で空港から数キロ圏内の立地で、乗り継ぎ16時間の滞在。

人々の生活の様子をかなり間近で見られたのは興味深かったですし、とにかく散歩して歩き回るのが面白かったです。

他にも韓国のソウルでのトランジットの際に市街へと出て泊まりました。

ソウル=明洞エリアのホテル。まるで日本のラブホテルのような作りに一人驚く

この時は乗り継ぎ18時間程度。一泊7000円程度と決して安くないホテルでしたが、どうやら歓楽街の一画だったらしくたくさんの男女とすれ違うはめになりました。もちろん僕は1人でした。

小腹が減ったので屋台で食料を調達

どちらも海外旅行にあまり慣れていない時の経験です。兎にも角にも行ったことのない地域への渇望が抑えられませんでした。なのでこうした1日足らずの乗り継ぎ時間であっても積極的に他の国や地域へと足を誇んで異国情緒を楽しんでいました。

空港の「外」で「起きて」行動する

行ったことのない土地を楽しむという動機が根本にありますが、時間的制約がこの選択肢を取らせます。トランジット6時間以上12時間未満、経由地への到着が昼間の時間帯であった場合はこのパターンがおすすめです。

香港国際空港での9時間の乗り継ぎで実際に試してみました。経由地である香港での到着が昼過ぎ、出発が夜遅くであったので宿も取らずに乗り込みました。

沢木耕太郎氏の『深夜特急』という小説の最初の舞台となった香港。まずは空港から九龍駅に向かって下車。辺りを散策し、小説にも登場したネイザンストリートを歩き、きらびやかで派手なネオンの風景に酔いしれます。

夕食の時間も近づいてきたので気ままにレストランに入ったはいいのですが、家族向けのレストランに単独で入る格好となり、店内の注目を浴びたのは恥ずかしかったです。注文した料理はとてもおいしく、金額はそれに対応してか予算ぎりぎりとなりました。

そして香港の中心街から眺める、いわゆる「百万ドルの夜景」を見てみたかったのでそちらに移動し写真を撮りまくりました。

それでも飽き足らなくなって反対側からも撮りまくる。そしてちょうどいい時間になったので空港へと向かいます。

このように9時間もあれば空港の外に出て観光することが可能です。僕の友人でもトランジットのわずかな時間に香港のディズニーランドに立ち寄ったという話を聞いたとこがあります。もしまだまだ見たりない!なんてことがあれば、ぜひとももう一度訪れてみると良いでしょう。

トランジットの過ごし方まとめ

今回のテーマは乗り継ぎ時間を有効活用するにはどんな方法があるのかということでした。空港内で過ごすもよし、空港外を散策したり、近隣で宿泊を試みるもよし。そんな楽しみ方が一見すると「面倒くさそう」なトランジットを劇的におもしろいものへと変えてくれることでしょう。

トランジットの存在のおかげで一回の渡航で複数の地域を楽しむことができますし、一方で航空券代を節約した分だけ空港内でリラックスしたり、メインの訪問地で我慢なく遊ぶのも可能です。僕の場合も航空券を選ぶ際はあえてトランジット先もチェックして旅の幅を広げられないかと腐心します。

やはり気をつけるべきは経由地の選択です。ハブ空港であれば設備も充実しているでしょうが、深夜の到着の際に無名の空港で過ごすにはあまりに退屈かもしれません。なので金額を第一に抑えたい場合でも、「どこ」を「どのよう」に「どれくらいの時間」で経由するのかは注意です。

とはいえ良くも悪くもあまり計画通りにいかないのが旅のおもしろさでもあります。自分の趣味趣向、費用と旅程を総合的に考えて一番満足し納得がいくプランを立てられ、実際の旅がよりおもしろくなるのであれば最高ですね。

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