観光地・リゾート地で名高いマレーシアのペナンでAirbnbを利用してきました。
いやー、素晴らしい。何が素晴らしいって、僕がお世話になったAirbnb物件のホストがとても親切で優しく、おしゃべりが大好きだったことです。
彼と僕はたくさんの会話を交わしました。
彼からもらった情報は、ペナンでの滞在はもちろん、このあとシンガポールへ発つ予定の僕にとってかなり有益でした。
そして何より彼の住む家のおしゃれで高級なこと…。
っとその前に、全天球画像でその宿泊先の屋上37階からの風景をご覧ください!
(※画像を動かしたり拡大できます。)
Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA
おお、僕の手と姿が写っているのは悪しからず。
それにしてもものすごい風の中、ジャングルジムのようなところによじ登って撮影しました。
本当に落ちそうになって死ぬかと思った…。
今回はそんなマレーシア=ペナンの高級物件に滞在した感想をお届けします!
話題の「民泊」Airbnbとは?海外物件に何度も宿泊した感想とその4つの魅力
マレーシア=ペナンのコンドミニアムに民泊?
Airbnbでは物件の様子を事前にチェックするのが一般的。
僕がここの物件を選んだのも、東南アジアのコンドミニアム=移住先というイメージを自分の目で確かめたかったから。
タイやマレーシアは日本人の移住先として有名ですからね。
マレーシア=ペナンのAirbnb物件の外の様子
そんなこんないざ宿泊当日を迎え、ホストに指定された場所に訪れるとそこは閑静な、めっちゃ閑静なエリア。
相変わらずスコール以外のペナンは本当に天気がいいんです。
もう空が高くて、何枚写真を撮っても飽きません。
僕の宿泊先は?と思い、ふと周りを見回してみると、
たけえ…摩天楼かよ…
これです。これがマレーシアのコンドミニアムです。
ここまで連れてきてくれたUberの運転手にあいさつを交わし、彼女が立ち去ってほんの数秒。
僕の目の前に現れた巨塔。
胸の高鳴りが聞こえるかのようです。
守衛所をくぐり抜けていよいよマンションの敷地内に突入しました。
目に飛び込んできたのは綺麗な南国の花だけではありません。
プール…
ジム…
そして屋上…
まだまだ自分の経験値の薄っぺらさと直面した瞬間でした。(東南アジアのコンドミニアムにプールやジムなどの設備は一般的みたいです)
マレーシア=ペナンのAirbnb物件の内観
一通り驚いたところで、ホストのJoeが僕を迎えてくれました。
Airbnbのホストとの対面を果たすと、だいたいのケースでお部屋の案内やハウスルールを共有してくれます。
彼が僕に丁寧に説明してくれているにも関わらず、僕の目は部屋の様子に釘付けです。
白を基調としつつもコンクリート壁とのバランスがなんとも言えません。
ここはリビングの様子です。
他にも窓からはこんな素晴らしい風景が…。
しかもこのバルコニーは足元に芝を模したカーペットが敷かれており、こんなスタイリッシュな椅子。
もう完全にチルアウトモードです。
そうして寝室に案内されました。
これが僕にあてがわれた部屋。
キングサイズのベッドがしっかりと整えられていました。
いやあ…月並みですが窓が全面に設けられていてすごく気持ちが良い。
パシャパシャと写真撮影を楽しみ一息ついた頃合い、リビングからホストのJoeが僕の名前を呼びました。
家主はアーリーリタイアしたシンガポール人
家主のJoeは見た目20代、実年齢40代の男性。
彼はシンガポール人で早々に仕事をリタイアし、ここペナンで悠々自適の生活を送っているそう。
いわく、シンガポールの不動産収入があるそうで、このコンドミニアムの一室も何と現金で購入したというから驚き。
彼に呼ばれてリビングへと向かうと、親切な彼はコーヒーとビスケットでもてなしてくれました。
僕は彼にこの部屋の素晴らしさを心からの賞賛を送る。
はにかむ彼。
それでいて「気に入ってくれてよかった」と言いたげな惜しみない笑顔を見せてくれました。
どうも彼はシンガポールでの暮らしに飽き飽きしたそうで、あの忙しない生活に嫌気がさしてここで生活しているそうです。
彼とはシンガポール人から見たマレーシア(かつて同じ国であった両国も、シンガポールの分離独立を機に経済的な差が埋めがたいほどになった)の印象を語ってくれました。
そして日本が大好きで、訪日の思い出を楽しげに話してくれました。
ひとつだけ不満があるとすれば英語がまったく通じない、使えない点である、と打ち明けてくれました。

ペナンの観光スポットのひとつであるモスク
そんな彼は、僕と対面する前のチャットでのやりとり段階で、すでに有益な情報を与えてくれていました。それがこちら。
- ペナンでの交通手段はタクシーよりもUberの方が安くて利便性が高い
- 食べ物も中華系マレーシア人のお店であれば数リンギット(2016年11月現在1リンギット=25円程度)から楽しめる
- ペナンの人気料理
- 治安状況
こんな具合でしたから、彼と会ってからは誇張なしでペナンのおもしろいポイントにより近付けたのかな、と思います。
Airbnbのホストがペナンの街を教えてくれた
「この近くには、こんなものがあって、もうちょっと先にはこんなものがあるよ!」
Google Mapのディスプレイを見せながら、紹介してくれたスポットのリンクを"WhatsApp"経由で僕に共有してくれました。
それをたよりにふたたびペナン散策へと出かけました。
彼があまりに多くの情報を教えてくれたので、生まれて初めて海外の地でバスに単独で乗り込むことに。これは蛮勇でした。

マレーシア=ペナンのバスの運転席からの眺め
いやあ、バス停でバスを捕まえたのは良かったのですが、料金の払い方がわからない!
運転手の英語はなんだかよく聞き取れないし、僕の後ろには乗り込むのを待つ乗客たち。
困り果てていたら運転手が、すでに席についている女性に何かをいいました。
すると女性がこちらに歩み寄り、財布をあけ、何と僕の乗車賃を代わりに支払ってくれたのでした。

マレーシア=ペナンのバス車内の様子
そうしてバスは発車しました。女性に礼を言って、建て替えたでくれたあろう乗車賃を払おうとすると、
"No problem"
と笑顔とともに一言放たれる。そうして彼女は読書を始めてしまいました。
そんな具合のちょっとした危機も、ローカルなバスの醍醐味。
マレーシアでのAirbnbまとめ / 思ったこと
「暮らすように旅をする」というコンセプトのAirbnb。
ペナンの街を知り尽くしたJoeのもとで過ごしたのはわずかな時間だったかもしれません。
しかし、彼との会話を通じてこの街の姿にふれ、いままでやらなかったようなこと(バスに乗り込む)にも挑戦することができました。
バスではまさに「ローカル」な人々の優しさに触れ、滞在中には様々な屋台のおいしい料理にもありつけました。
何度もAirbnbを利用してきましたが、僕はホストの人たちに恵まれたようで、みんな一様に親切にしてくれ、とても貴重な出会いの気化器となりました。
Joeともたまに連絡をとっては近況をチャットでやりとりする間柄に。
それにしてもあの物件ときたら、ほんとうに豪華。それでも僕のような貧乏旅行者を邪険に扱ったりしなかった彼はナイスガイです。
このような出会いがあるから、Airbnbのヘビーユーザーになってしまったのでしょうか。
翌朝。彼との再会を約束した僕は、シンガポールへと旅立つべくペナン国際空港へと向かいました。彼が教えてくれたシンガポールの情報をひっさげて。