マレーシアのペナンには溢れんばかりの魅力がいっぱいです。
ペナンの中心地ジョージタウンが世界遺産に登録されているのは非常に有名ですが、近年では開発が進み、多くの移住者をも魅了している街です。
僕は2016年の7月にペナンの街にやってきました。
今日はそんなペナンの魅力に迫りたいと思います。
目次
1. ペナンは飯が美味しくて安い
マレーシアは多民族国家の国であることは広く知られていると思います。
ここではインド系・中国系・マレー系の人々がそれぞれの文化を維持しつつ共存しています。
それはかつて同じ国であったシンガポールも同様です。
つまりここでは様々なエスニック料理が楽しめます。
僕の一番のお気に入りはやはり中華系の人々のお店です。とにかく舌に合う!

中華系の飲食店。スパイスがほんのりカレーの風味を感じさせる。
そのほかにもインド系の料理やマレー系の料理もありますが、屋台やローカル向けの店舗であればどれを見てもおいしく安く召し上がることが可能です。
2. 多文化が共存するマレーシア=ペナン
僕が滞在中に一番驚いたのは、インド系住民のパレードみたいなものに遭遇したことです。

インド系住民によるお祭り。
深夜便を利用してペナンの街に辿り着いたのは昼過ぎごろ。
久しぶりの飛行機に体が根をあげてしまい、宿到着とともにベッドに倒れました。
気持ち良く寝ていたところ、何かものすごい騒音が部屋にまで届いてきたのです。
これはインド系住民が一年に一度のお祝い事だそうです。
道行く人々に喜捨を求めては、写真のような食べ物をお礼に配っていました。

寄付と引き換えにもらった謎の食べ物。正直おいしくなかった。
強烈なパサパサ具合と体験したことのない味にやられ、申し訳なさに苛まれながらホテルに置いておきました。
この他にも海沿いにはコロニアル様式の建造物が立ち並び、壮麗な様子を惜しみなく披露しています。

コロニアル風の建築物。公開されていない。
ジョージタウンにはイスラム教のモスクもあり、決まった時間になると高らかなコーランの響きが街を包みます。
このように多文化の共存と歴史とを感じさせてくれるのが、ここジョージタウンの魅力の一つです。
3. やっぱり南国!美しい海と青い空
熱帯気候のペナンの天気は気まぐれな様子を見せがちです。
僕の滞在中にも何度かバケツをひっくり返したような雨が街に打ち付けられていました。
その分、晴れた日のペナンは最高に美しい空がなんたるかを披露してくれます。
そしてなんといっても海!写真にあるのはビーチではありませんが、目を見張るのはその青さです。
思わずパソコンを置いてここで執筆してしまおうかと迷いましたが、水分補給のために移動してしまいました。
それにしても「ペナンの青」は何か吸い込まれてしまうような魅力を放っていますね。
4. ペナンは英語が通じる
やはり観光地なので英語が通じないところはあまりないような印象です。
たしかに街には漢字やヒンドゥー文字が躍っていることもありますが、それぞれのエスニックグループでも英語はみんな話せる様子です。
他の東南アジアの観光地と比較してもまったく気になりませんね。
旧英領であり、多民族の共通言語が英語であるからでしょうか。
個人の程度の差こそあれ、少しの英語が話せればタクシーの運転手とも談笑することができます。
5. 移住候補地としての人気が高まるマレーシア=ペナン
東南アジアへのリタイア移住が注目を集めて久しいですね。
ここマレーシアのペナンも移住候補地としての一つに数えられています。
実際に僕がAirbnbで滞在した先はシンガポール人の移住者のお家でした。
彼はシンガポールでの仕事をリタイア後、ここペナンに住むようになったとのことです。
今彼が住むのはジョージタウンではありませんが、のんびりした風土に住環境の良さ、そして物件の安さに魅力を感じて某コンドミニアムで生活しています。
【VR画像あり】Airbnbでマレーシア=ペナンの高級物件に泊まってきた
以前にバンコクで暮らす男性を取り上げました。
彼はバックパッカーが止まるような安宿で悠々自適な生活を送っていました。
今回ペナンではまったく毛色の異なる生活スタイルを目の当たりにしました。
マレーシア=ペナンのこの物件は別記事で紹介します。
ちなみにここの一室を、家主の彼は2600万円で購入したそうです。
彼の住むマンションにはやはり外国人居住者が多い模様で、ペナン島全体にわたって一定の移住者がいると話してくれました。
まとめ

滞在先のコンドミニアム屋上から撮影。
正直なところ、ペナンに到着した当初はこの街の魅力に気がつきませんでした。
なぜならインド系や中華系、マレー系が混在しているのはシンガポールと同様でもそこまで清潔感があるとも言えず、シンガポールと大きな差が感じられず刺激がないと思っていました。
しかしここにはシンガポールよりも幾分やすくておいしい料理と綺麗な海があり、そして観光地として洗練された様子を見せてくれます。
それにシンガポールよりも街は落ち着いていて、時間の流れが非常にゆったりとしています。
僕がもっともペナンで気に入ったのは人々の温かさにもあります。
ご飯の盛りつけ方もわからない僕にぶっきらぼうながら教えてくれた中華系のおばさんや、バスの乗り方を教えてくれるインド系のお姉さん、親切に街のおすすめスポットを教えてくれたUberの運転手のお姉さん。
やはり街そのものが放つ魅力は、街を形作ってきた人々があってこそ成り立っているようです。