ERP?アラブ?人に話したくなるシンガポール旅行での小ネタ雑学

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シンガポールに関しては「ポイ捨て罰金」だけでなく「性病患者の強制国外退去」「麻薬取引は最悪の場合死刑」などの厳格なルールがあるのはある程度知られていますね。

今回はそのほかにも知っていればシンガポール旅行が面白くなる、誰かにちらっと話したくなるような小ネタをお届けします!


ケース1. 熱帯なのにシンガポールに蚊がいない…

シンガポールではなぜか蚊に刺された記憶がほとんどありません。

このことに気がついたのは2回目のシンガポール渡航時。フィリピンに行った時は当たり前のように蚊がウヨウヨしていたのですが、そういえばシンガポールには蚊がいない!

このことを現地で知り合ったインド人に聞いてみました。彼によると、政府の取り決めとして定期的に殺虫剤を撒いているとのことです。

シンガポールの国土が琵琶湖や淡路島程度だから可能なのでしょうが、すごいことをやっていますね。

実際にシンガポールのNational Environment Agency(NEA)という政府機関はかなり積極的に「蚊」と向き合っているようでNEAのページ(英語)にはたくさんの取り組みが紹介されています。

ケース2. 日本のETCより早く整備されたシンガポールのERP

シンガポールに行けばどこかで見るはず、「ERP」の文字。これは日本で言うところの高速道路のETCのようなものです。

これはすごく便利なもので、シンガポールのERP(Electronic Road Pricing)にはゲートバーがありません。だから日本みたいに「ETCゲートを通過時は20km / h 以下で」なんて指示は無用です。

もっとすごいところは、交通量に応じて自動的に料金を高くしたり低くしたりしているところです。

例えばあるERPとERPのあいだの交通量が通常時よりも多くなった場合には、料金を高くすることで利用者数を減らし、交通量が少ない時には料金を低くしています。

日本のETCでも「夜間割引」の制度がありますが、シンガポールではこれを交通量に応じて柔軟に料金を調整するのですから。

シンガポールのERPのシステム、実は三菱重工が開発したものなのです。

導入されたのが1998年ですから、日本のETCよりも早く自動道路課金の仕組みが整えられたのですね。

ケース3. シンガポールには公用語が4つもある

シンガポールの公用語は英語、中国語、タミル語、マレー語の4つ。歴史をひも解けば簡単です。

マレー半島(マレー語)の一部であったシンガポールに、イギリス(英語)が植民地支配を展開し、そこに大量のインド人(南インドの言語であるタミル語)中国人(中国語)が労働力として移住してきたからです。

この構図はシンガポールだけでなくマレーシアでも同様です。

しかし、シンガポールは特に中国系人口が多く政治的・経済的に力を持つにいたり、1965年にマレーシアから分離してしまったのです。

現在も多種多様なエスニックグループが、それぞれの宗教をもちながら共存しています。

ちなみに、これだけ多民族が共存しながらも秩序を保っている理由に、シンガポールが国家として経済成長を第一にかかげて、あらゆる面で合理化を図っているから。

これについてはまた別の機会に触れようと思います。

ケース4. 本当は別の場所にあったリトルインディア

シンガポールは植民地時代に、英国の植民地政策によって各民族の分離がなされていました。

現在の「リトルインディア」といった地名は、そういった歴史の流れを汲んでいるのです。

さて、当時のインド人居住区はChulia Kampong areaと呼ばれていました。

現在 "Chulia"の名をもつChulia Streetはびっくりするくらいの市街中心地となっていますから、時の移り変わりを感じます。

ところがインド人労働者の増加や地価の上昇によって、多くのインド人は現在のリトルインディアと呼ばれるエリアに移動したのです。それがこちら。

リトルインディアの周辺は色とりどりで、独特の香辛料の香りがあたりに広がっています。

ここでは様々なインド料理が楽しめます。南インドの料理から、ラッシーが飲めるような北インド料理店など、本当に多数取り揃っています。

他にも、なんとも珍しいインドのCDショップもあったり。

それでも漢字の看板もちらほら見られるので、現在では完全に分離されたエリアというわけではないようです。

もともとは南インド出身の人々が多かったのですが、現在では南インド以外を故郷にもつインド系の人々も増えてきています。

インドに行ったことがある人にとっては、リトルインディアなど偽物だ!なんて言いたくなることでしょう。

それでも時々、路地裏を歩いていると多くのインド人が地べたで寝転がっている光景も見れるなど、およそ日本では考えられないことも起こることを補足しておきます。

ケース5. シンガポールは商売人の街!アラブストリート

アラブストリートと呼ばれるエリアは、かつてアラブ人の大商人の土地だったという説があります。

ところでシンガポールは貿易が非常に盛んな国。それは英国植民地時代にまでさかのぼることができます。

実は英国がシンガポールを領有したのには、ここシンガポールの地理的要件に大きな理由があったのです。

なんといっても商売(貿易)をするには最高です。大国である中国、植民地化を進めていたインドとの中継地でした。

ちなみに、シンガポールはじめ、マレー半島のペナンやマラッカといったエリアは世界史上でも重要な係争地でした。

イスラム商人からポルトガルやオランダといった欧州諸国、そしてイギリスなどが貿易拠点をめぐって駆け引きを繰り返してきましたからね。

なので、とある商人の土地「アラブストリート」がそんなシンガポールの出自を裏付ける一つのネタなのかもしれません。

ちなみにこのアラブストリート近辺は、かつて同じ国であったマレーシアの、ペナン島の中心地にどことなく雰囲気が似ています。

こちらもインド人、中国人、マレー人の混在した見所あふれる街となっています。

まとめ

以前にシンガポールは忙しくて、つまらない国なのか?という記事で、シンガポールに住む人々やシンガポール人から、ネガティブな部分を切り出しました。今回は比較的ポジティブな内容でした。

観光として訪れると、食べ物や買い物、リゾートなどに関心がいきがちです。

しかし、こうした小ネタを持っているだけでも、さらに旅がおもしろくなることでしょう!

 

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