どうやって儲けてるの?意外と知らないGoogleマップの収益源と小ネタ・活用術

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いったいGoogleマップはどうやってお金を稼いでいるのでしょう?

日常生活から海外旅行までとっても活躍してくれるGoogleマップ。

みなさんご存知の通り、ちょっと前まで地図はお金を払って利用(購入)するものでした。

コンビニや書店でよく見かける地図ですね。

そこでお聞きします。

Googleマップを使うのに、お金を払った記憶はありますか?

ないはずです。

ちなみにGoogleマップのアクティブユーザー、世界で10億人。

10億人が使うような超大規模な無料アプリですから、相当な運営コストが発生しているはずです。

では一体どうやって資金をやりくりしているのでしょうか。

今日は全世界の人々に地図を無料で開放してしまったGoogleマップの、儲けの出し方と小ネタ雑学について見てみましょう。


Googleマップはどうやって儲けてるの?無料だと思うけど、でも…

Googleマップは、いや、そもそもGoogleはどうやって儲けているのか?なんて思う人は多いでしょう。

答えは簡単です。儲けようと思っている人(個人 / 法人)から儲けるのです。

この「営利目的で利用する場合には課金するぜ」というのは、Googleのサービスにつらぬかれた原理原則です。

一般ユーザーはGoogleマップを無料で使える

僕ら一般ユーザーがパソコンでGoogleマップを使おうが、スマホでGoogleマップのアプリを使おうが、基本的には無料です。

なぜなら普通のユーザーは儲けようと思わないからです。

その他、Googleのサービスやアプリを使ってお金を支払ったことがありますか?

ほぼないはずです。

それはGoogleが「世界中の情報を整理して、誰でも使えるようにする」というミッションを掲げているから。

お金を払わないと使えないようなサービスは「誰でも使える」という理念に反しますからね。

しかしながらこれはただの「タテマエ」にすぎません。

Googleマップを無料で使えるのは行動データを提供しているから

なぜGoogleマップが無料で使えるのでしょう。

その「タテマエ」は一般ユーザーの利用では課金しません。なぜなら課金すれば「利用できないユーザー」が発生するかもしれないから。

しかし「ホンネ」のところは違います。

それはGoogleマップを無償で利用する代わりに、僕らはGoogleマップをどのように利用したのか?というデータをGoogleに提供しているからなんですね。

つまりサービスの無償利用の見返りとして、個人が特定できない形でGoogleへと利用データを渡しているのです。 

これによってGoogleはサービスをより良くしていけるようになりますね。

例えばGoogleマップで経路検索をしようとしたときにも、所要時間や具体的なルート予測が出てきます。

では、実際にユーザーはその予測通りに行動できたのか?といった形で、ユーザーからのフィードバックがあれば、次に経路検索した時にはさらに正確な予測を提供できるようになりますね。

この仕組みがずっと続くことでGoogleマップは自然とサービスを改善していきます。

さらに、このサービス改善がたった一人のユーザーではなく、10億人のユーザーによってなされるとしたら…。

10億人ものユーザーの行動を解析して、自動的にサービスを改善して行くとなると、AI(人工知能)や機械学習といった、流行りのワードが浮かんできませんか?

これについては記事の後半で「小ネタ・雑学」のセクションでご紹介します。

次はいよいよGoogleマップの収益源を考えていきましょう。

その後はGoogleマップのビジネスモデルをおさらいして、終盤にGoogleマップの「小ネタ・雑学」を取り上げて終わりたいと思います。

儲けを出そうとするとGoogleマップを無料で使えない

Googleマップには有益な情報がたくさんたまっていき、経路や所要時間の予測がどんどん正確になっていく理由がわかりました。

そんなGoogleがもってる超有益なデータ群が使えたらどんなにいいか…。

そこで企業や個人の開発者が「儲けたいな」だとか、自分たち専用の「ログインが必要で限定的な人しか使えないサービス」を求め、Googleのサービスを利用した場合にはしっかりと課金されるのです。

それはGoogleマップでも同様で、Googleマップをカスタマイズして自分たちのためにサービスを作ると、Googleから請求がくる仕組みになっているのです。

ではどういう企業がGoogleマップを利用してお金を稼いでいるのでしょうか?

その答えは、

  • 民泊の代名詞であるAirbnb
  • 自動車配車アプリのUber
  • 米国スターバックス
  • ホットペッパー
  • 食べログ
  • Expedia

といった面々です。どこかでみたことありますよね?

そうです。僕らが無料でGoogleマップを利用できるのは、

  • 匿名データをGoogleに提供
  • 企業がGoogleマップの利用料を負担

という2つの理由からなのです。

さて、さきほどのAirbnbやUber、ホットペッパーなどのサービスの共通点はなんでしょう?

それは膨大な利用者数を抱えるサービスであり、利益を追求するサービスという点です。

具体的にみていきましょう。これらサービスではGoogleマップの機能が利用出来るようになっています。

例えばAirbnbのAndroidアプリの物件検索画面。

つづいてUberのトップ画面。

見慣れたマップが背景にありますね。これ、Googleマップです。

ほかにも彼らは、Googleが提供する物理的なデータも、自分たちのサービスの中で存分に利用できます。

繰り返しになりますが、企業がGoogleマップの便利な機能を自社サービスに組み入れて、利益を追求しようとする場合にGoogleは課金するのです。

どれくらい課金されるのかというと、基本的には「そのアプリやサービスがどれくらい利用されたのか?」といった形で従量課金制がとられています。

要するに僕らがExpediaで宿を探そうとしたり、Uberのタクシー配車アプリを利用すればするほど、Googleは儲かる仕組みになっています。

ちなみに、Googleマップでもさりげなく広告表示がなされていまして、その広告枠もGoogleの収益源になっています。

以上、Googleマップの収入部分を見てきました。

これらを踏まえて次のセクションではGoogleマップのビジネスモデルを立体化してみましょう。

Googleマップはデータを無償で仕入れて有償で販売している

改めて考えてみましょう。Googleマップのビジネスモデルは、

ユーザーからほぼ無償で仕入れたデータ(機能)を、企業(個人)に有償で提供している

と表現できそうです。

ほぼ無償で提供されたデータは下記のステップを踏んで、

  1. ユーザーにGoogleマップを使ってもらう
  2. 利用後のフィードバックを収集・分析
  3. 2で得られたインサイトを利用してサービスを改善
  4. ユーザーにGoogleマップを使ってもらう(以下、繰り返し)

ひたすら上の流れを繰り返していきます。

そして膨大なデータとめちゃくちゃな正確な予測データがそろったら、それを商用目的の企業に販売するのです。

Googleはどうやって儲けるの?

Googleがどうやって儲けているのか?というと、良く知られるのはGoogle検索の広告枠(Adwords)を売って収益をあげている点ですね。

これはまちがいなくて、Googleの収益の大部分はGoogle検索から上がってきています。これがすべてというわけではないんですね。

その収益源のひとつがGoogleマップのようなビジネスモデルです。

ちなみにGmailやGoogleドライブなどのサービスも同様で、企業が自社のために利用しようとしたときには有償利用が必要になります。(G Suite)

そして最近有名になってきた収益モデルがもう一つあります。Google Cloud PlatformいわゆるGCPです。

GCPではGoogleが自分たちのサービスインフラの一部を企業に間貸するというもので、いわばインターネット上の不動産・貸しオフィスのようなモデルです。

これを活用すると、企業はGoogleのインフラ(世界規模でのサービス展開にも耐えられる!)のなかで自由にサービスを開発できるのです。

さらにGoogleがもってるAIのノウハウやデータ解析術も有償で利用できるというものです。

こうした形で実はGoogleの収益モデルは近年で多角化し始めており、なかなか興味深い動きをみせています。

これでGoogleマップの収益モデルをざっくり把握してきました。

最後にGoogleマップに搭載されている小ネタ・雑学をいくつかご紹介します。

Googleマップの小ネタ・雑学

さて質問です。

2019年7月1日の首都高はどのような渋滞状況となっているでしょうか?

これ、Googleマップで調べると予測を叩き出してくれます。

すごいですね。こんな感じでGoogleマップに関する小ネタ・雑学をみていきましょう。

お店だけでなくあらゆるスポットに口コミが表示される

Googleマップを利用していると、なにやらレビューや口コミが載せられているのに気がつきます。

これはみてみるだけで有益でおもしろいですよ。

というのも食べログのレビューをみるような感じで、Googleマップ上でレビューが見られるからです。

実はGoogleマップは世界中のユーザーが口コミや写真を投稿できるようにサービスが設計されています。

そうした口コミをたよりにまた別のユーザーがGoogleマップを使う。

そうして各スポットのレビューが集まっていき、地図はもっと有益なデータベースとなっていくのです。

ちなみにGoogle Mapにこのように口コミを投稿すると、ちょっとした特典が得られるよう設計されています。

これは「Googleローカルガイドプログラム」と呼ばれており、Googleマップを改善して行くためのコミュニティです。

「ローカルガイド」は非常におもしろくて、超有名なローカルガイドになるとGoogleのサンフランシスコのイベントに無償で招待してもらえたりします。すごく一握りですが。

記事の前半で「Googleマップはユーザーからほぼ無償でデータを仕入れている」という文で「ほぼ」としたのは、こうしたローカルガイドへの特典を頭に入れてのことでした。

こんな感じでGoogleマップは一般ユーザーの「生の声」を取り込むことで、さらにサービスを改善していこうとしているんですね。

Googleマップの渋滞情報はかなり精度が高い

Googleマップのカーナビ機能は、既存のカーナビ業界をなぎ倒しています。

というのもGoogleマップの経路検索はとても精度が高く、いつでも最新の情報をスマホを通して供給してくれるからです。

さて、それにしてもGoogleマップの渋滞予測はどうやって精度を保っているのでしょうか。

その仕組みはというと、走行する自動車が、特定のエリアをどれくらいの速さで通過した?というデータをリアルタイムで集めているのです。

もうちょっと具体的には、GPS機能をオンにしたユーザーから、2地点間の距離と移動時間から匿名のデータとして移動速度を割り出しているのですね。

そうやって集められたデータをもとにめちゃくちゃな速さでルート計算を繰り返し、「このルートは渋滞あるけど30分でいけるよ!」とユーザーを案内するのです。

ちなみにこの予測は未来の渋滞情報も対象にしているため「2019年の7月1日の首都高の渋滞状況は?」という質問にも答えられるようになっています。

さあ、もし世界中で10億ものアクティブユーザーがそのようにして情報提供されているとしたらどうなるでしょう。

また、10億という人数だけでなく、サービスが利用される時間が増えれば増えるとデータの精度はどうなるでしょう。

このようにGoogleマップのサービスは自動的に改善され、それが利用者数・総利用時間をさらに向上させていくのです。

Googleマップは機械学習と生の人間の手によってどんどん改善される

Googleマップの小ネタとしてまとめたいのは、自動的にサービスを改善させていきながら、生のユーザーの声も集めている点です。

僕らが調べた経路の検索結果や、実際にかかった所要時間は常にGoogleマップに還元され、それをもとに検索結果を更に向上させられるようになっています。

いわゆるAIや機械学習と呼ばれる領域ですね。

たくさんのルート検索結果を学習して、常に最適な答えをユーザーに提供しようとしているのです。

それだけでなく、口コミ投稿ができるように特典まで儲けられているので、ユーザーはGoogleマップの改善に積極的にかかわっていきます。

それ以外にも、あやまった地図情報があった場合には、ユーザーはGoogleに報告できるようになっています。

このように、GoogleマップはAIなどの最新のテクノロジーで自動的に成長していく仕組みを取りながらも、ユーザーの参加を促すことで「血が通ったサービス」となるように運用されているのです。

まとめ

Googleマップ、すごくないですか?

今回はGoogleマップはどうやって儲けているの?というテーマで、小ネタも交えなからみてきました。

Googleマップがすごいのは、ユーザーに利便性を提供しつつも、企業の抱えるビジネス上の課題を解決する力を合わせている点ですね。

僕らはたとえ海外旅行先であっても問題なくGoogleマップが使えますし、企業はGoogleマップの有益なデータや地図機能を利用できる。

さて、当サイトではGoogleマップだけでなく、そのほかのGoogleのサービスについても解説しています。

旅行に使えるものからあまり知られていない面白小ネタ情報が満載です。

ぜひほかにもご覧くださいね。

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