「東洋のパリ」なんて呼ばれるベトナム=ホーチミン市には非常に多くのカフェが展開されています。ホーチミン市の街を歩けばなんとカフェの多いこと!それもそのはず、ベトナム=ホーチミン(旧サイゴン)はフランス植民地時代の重要拠点であり、街には西洋風の建造物が大迫力で現存しています。
パリの気候とは全く異なる、ここホーチミン。しかしフランスの統治が始まった19世紀以降、コーヒーの世界的産地としていまもコーヒーは重要な輸出品目として位置付けられています。ブラジルに次ぐ世界2位のコーヒー産出国ですからね。
今回はそんなベトナム=ホーチミンで訪れたおしゃれなコロニアル風のカフェ「The Coffee House - Lê Duẩn」をお届けします。
ホーチミン市中心街!コロニアル様式のカフェはここ
ベトナム=ホーチミンは20世紀の歴史の大舞台。19世紀から続くフランスの植民地統治を経て様々な動乱を乗り越えたホーチミンにはいまも大きなカフェ文化が華を咲かせています。
さてこちらが今回紹介するカフェ。
The Coffee House - Lê Duẩnは統一会堂を背にしてまっすぐ進むこと10分少々。
途中には広々とした公園や、サイゴン大聖堂をはじめ、様々なコロニアル様式の建造物が立ち並ぶエリアにあります。
営業時間:朝7時 - 夜22時半。
住所:2, Lê Duẩn, Bến Nghé, District 1, Ho Chi Minh City, ベトナム
近隣には高等学校やホーチミン=エコノミクス大学があるためか、ひとり黙々と勉強を続ける学生さんらしきもちらほら。
気になるカフェメニューと店内の様子
このエリアでコーヒーを注文するとなるとやはり少々値段がはります。隣の3区あたりであればコーヒー1杯15000ドン(約75円)程度で注文することも可能でしたので少しばかりびっくりしました。では「The Coffee House - Lê Duẩn」のメニューを見てみましょう。
- コーヒー:29000ドン(約145円)~
- エスプレッソ:35000ドン(約175円)~
- スペシャルティー:38000ドン(約190円)~
- スムージー系:42000ドン(約210円)~
とはいえ日本での価格と比べればかなり安いですね。カウンターのメニューはベトナム語ではなく英語でちゃんと書かれているのもすごくありがたかったです。
ベトナム人だけでなく外国人の姿もちらほら見受けられましたし、ベトナムを代表する国際都市だけはありますね。
「東洋のパリ」って?周囲の様子はこんな感じ
本当にホーチミンには驚くほどカフェがたくさんあります。
しかもここ1区の中心街は、日本人駐在員に「ベトナムの六本木」と称させてしまうほどの賑わいを見せています。
近くにはサイゴン大聖堂がそびえ立ち、さらにもう一歩中心へ行けばホーチミン人民委員会庁舎があります。その庁舎の前には大きな公園が設けられていて、その公園を囲むようにして様々なおしゃれなレストランやホテルが軒を連ねています。
まとめ
今回は「東洋のパリ」の異名をもつホーチミン市のコロニアル風のカフェThe Coffee House - Lê Duẩnをお届けしました。カフェ以外にも様々なコーヒーショップが日夜熾烈な競争を繰り広げているのも、旧フランス領の重要拠点であったホーチミンの歴史を思い浮かべないわけにはいきません。コーヒーを楽しむ、勉強に勤しむもよし。なにより休日に見られるベトナムのひとびとの楽しげな表情と年間を通して感じられるうだるような暑さ。こうした大小問わず様々なカフェが人々にくつろぎと、しばしの涼しさを提供し続けていることでしょう。